”断捨離”
一時期ブームのようになって、”断捨離”という言葉をあちらこちらでよく見聞きしたもんだ。
ヨガの行法哲学である【断行】【捨行】【離行】を応用し、”執着を手放す3つの行を日常の片付けに取り入れていく”、という新しい片付け論の提案が世に発表されたのがもうかれこれ9年前。

それを世に送り出したのは、断捨離についての書籍も出している「やましたひでこ」さんだ。
<ちなみに”断捨離”は、やましたひでこさんの登録商標なんだって!カッケー!>
オイラも”断捨離”という言葉はなんとなく聞いたことはあったけど、それほど真剣に調べたことなんかはなかった。
ところが3年前、あることでその”断捨離”を強烈に自分に落とし込むことになる。
イヤ、「これは絶対に”断捨離”を自分に落とし込まなければならない!」と強く思った。
それは、今の平屋の借家に来る時の3年前の引っ越しの時である。
引っ越し代を節約するために、引っ越し業者にお願いするのは大きい物だけにしようというウチの嫁さんの提案。それはその通りだと、その提案通りに業者にお願いした。
問題は、そこからだった。
察しのいい人はもう感づいたかもしれないが、小物は全部自分達で段ボールに入れないといけない。
そしたら家中から同じものがいくつもいくつも出てくる出てくる。
白紙のメモ用紙からノート、もう書けないボールペンからマジックから、まだ使えるのかってぐらいの歯磨き粉から洗顔料から洗剤からカチカチになった接着剤から・・・・全部書いてたら朝になるぜってくらいのものが。
これにはオイラも黙っちゃいられなかった。
「引っ越し代を節約するのは賛成だけどよ、こういうのもお金出してんじゃねぇのか?」と。
「でこれ、捨てんのか?」と。

オイラの顔色を見た嫁さんはさすがに「すいません、以後気をつけます…」と。
オイラ自体は元々、いま部屋に何が何個くらいあるかってのは大体把握してるし、買い物に行く前に何を買わないといけなかったかっていうのをメモして買い物に行くんだ。
それ以外は今はいらないと確認して。
そりゃたまにはあるよ?ダイソーなんか行ってて、そういえば子供が「電池がな~い!」って言ってたな~って帰って探してみたら「あるじゃん…」ってこととかは。
嫁さんはその比じゃないからね。オイラの100倍はいってるから。
というわけで、それからというもの、オイラは家で徹底的に断捨離の男というオーラを醸し出している。
嫁さんに対する抑止力とするために。
でもこれ、断捨離を身に付けると自分が買い物をするときにもかなり無駄遣いをしなくなるんだよね。
もともと無駄遣いはしない方なんだけど、臨時収入があった時なんか、ちょこちょこ買ってるんだよね。
「これあったら便利だなぁ、使えるなぁ」なんてものは買ってたりする。
でも”断捨離の男”を名乗るようになって、買い物に行って今までと同じように「これいいな」と思うものを手にはするんだけど、そこからが違うんだよね。
「でもこれ、今の今いるか? 買うのは今じゃないといけないか?」と考えるようになった。
そう考えると、ほとんどのものが「イヤ、今いらねぇな」ってまた手に持ったものを戻しちゃうんだよね。
そうなるとやっぱり部屋に物が増えないんだ。さらにお金も減らないという一石二鳥。
だからオイラの部屋にはパソコンと本棚が3つと洋服ダンスしかない。
家族の中で一番部屋がすっきりしてるよ。間取りはみんな一緒なのに。
一番ものがあるのは、あいかわらず嫁さんの部屋だけど。
以上『断捨離したいけどできない!どんなやり方してる?』でした。






