今回、こんなコメントをもらいました。
「コメント覧から失礼します。ブログを拝見していて、塗装歴が30年おありということで、塗装について教えていただけないでしょうか!私はバイクの塗装を我流でやっているのですが、雨の日に塗装をすると、塗装の表面が白ボケてしまいます。その後しっかり乾燥させてから磨きをするのですが、いくら磨いてもその白ボケがとれません。それからしばらく調べると湿気が原因で白ボケるということはわかったのですが、解決法がわかりません。突然で大変失礼とは思ったのですが、ネットで調べた方法をいくつか試してもダメでしたので、助けを乞いました」と。
ホント、びっくりしましたよ。まさかブログでこんな塗装の技術の質問がくるとは思ってなかったから。
「なんでも聞いてね」なんてオイラはブログに書いてもないし。多分。
でも、困っているのは間違いない。
ということで、この方とはその後何度かメールでやり取りして、今まで試した方法の聞き取りをして、オイラの方法をやってなかったからその方法を教えてあげた。
そして今回、同じように困っている人がいるかもということで、ついでだから塗装が湿気で白ボケない方法をブログに残しておこう思う。
まず、白ボケる原因。これはこの方も言ってる通り、原因は”湿気”。

塗装は湿度が高すぎると、塗装の表面が湿気で白ボケてしまう。膜を張ったようにね。
そして白ボケたまま塗料が硬化してしまうと磨きでも白ボケが取れなかったり、残ったりしてしまう。
残念ながら、こうなってしまうともう塗装のやり直しだ。最初からね。振りだしに戻る、みたいな。
でも、塗装が終わった後にこれさえやっておけば大丈夫。
それは「熱を与える」こと。
この方とメールでやり取りしてわかったことは、我流で自分のバイクや友人のバイクの塗装をしていて、その作業でお小遣い程度を稼いでるそうだ。
だからオイラたちのように本格的な設備はない。乾燥させる時に必要になる高価なヒーターみたいなものはね。
そりゃ趣味程度で塗装してるんだから、高価で本格的なヒーターなんか買えない、ということで、それならと、「ドライヤー」による白ボケ防止策を伝えた。
ドライヤーといっても、髪を乾かすようなヘアドライヤーじゃないよ。工業用のドライヤーね。ホームセンターなんかに売ってある。モノタロウにもあるよ。
そんな工業用のドライヤーを使って、塗装後に白ボケた場所に熱をあてていくんだ。
湿度か多いときは塗装の最初から白ボケる事もあるけどそれは無視して塗り重ねていって大丈夫。
問題はタイミング。
塗装を開始して、塗り重ねていって艶を出して、さぁ出来上がりました。
と同時にもう表面に湿気の膜ができて白ボケが始まってると思う。
そしてここ、塗り終わってすぐにドライヤーの電源を入れて白ボケた箇所に熱をあててあげるんだ。
熱をあててる白ボケた所を見てるとわかるけど、当てる前は湿気でどんどん真っ白になっていたのが、今度は逆にどんどん白ボケが引いて艶が甦ってくる。
もうドライヤーの熱をあてて5秒もすれば完全に白ボケはなくなり塗り終わったときの艶に元通り。
この時、塗装が終わって熱をあてるのが早ければ早いほど、熱をあてて白ボケがなくなる時間も短くなる。
これが、塗装が終わってスプレーガンの掃除をしてからとか、一服してからとか、白ボケてから熱をあて始めるまでに時間をかけてしまうと、今度は5秒じゃ白ボケは消えない。
だからとにかく「塗り終わったらすぐ熱をあてる」ことをすること。
そうすればかなりの時間短縮になる。
そして、熱をあてて白ボケがなくなった温まった箇所は、その日どんなに湿気があろうがまた白ボケることはないし、あとでゴリゴリ磨くこともない。
とにかく塗り終わったらすぐ熱をあてること。すぐね。
これなら、納期を守るために雨の日でも塗装が問題なく出来るよ。
以上『塗装が湿気で白ボケる!塗装歴30年が教えます』でした。





