”いくら自営業でも、下請けばっかじゃ雇われてるのと大して変わらない”
これね、自分が悪かったのは重々わかってるんだよ。オイラがこうさせてしまったということはわかってる。
だからこそ声を大にして言いたい。
全国の板金塗装の自営業の人に、オイラみたいに価格競争に巻き込まれず、1日でも早くその負のル-プから抜け出せるように、「そんな日数や金額じゃできません。他に出せば?」って言ってやりゃいい。
オイラももっと早くにこのセリフを言えばよかった。
でも最初はやっぱりやるつもりで開業したんだから、そりゃ仕事だって一生懸命取りに行った。
開業する前に、一応2社ほど知り合いの中古車屋さんが仕事を出してくれると言ってくれていたから、いくらかは安心はしていた。それでも開業してよーいドンですでにオイラを含めて3人いたから、仕事はまだあった方がいい。
そうしているうちに、中古車屋さんが他の中古車屋さんを1社、また1社と紹介してくれた。
しかしこれが、負のル-プの始まりだった。
どこの中古車屋さんも、「ウチの車をとにかく最初にやってくれ!」のオンパレード。
仕事が入ってきた順番なんかお構いなし。
中古車屋さんの紹介のまた紹介とかだから、中古車屋さん同士はみんな知り合いだよ?
それがあまりにも酷いんでみーんなに言ったんだよ、「入庫してきた順番ですから」って。
それから「よっぽど急きょのことなら仕方ないですけど」とも。
そしてそれを聞いたもんだから今度はその手で来るんだよ。
「この車、明日納車なんだけど従業員がぶつけちゃってさぁ。急きょしてくれないかな?」って。
最初のうちは素直に聞いてたんだけど、今度は毎回そんな似たようなことばかり言ってくんのよ。
「今日の夜納車に行くんだけど、いつのまにかキズがあってさぁ。ザッとしてくれない?」とかね。
でもこれ全部ウソでさ。
なんでウソってわかったかって言うと、だって、その後も店頭に並んでるんだもん、ナンバーなしで。
1件の中古車屋にこれをやると、ウチもウチもとみんなが言ってくる。
こうなると日曜だろうが夜中だろうが、誰と約束があろうが有無を言わさずやるしかない。
受けてるからね、仕事を。
そしてこれを長年続け、この真っただ中でパニック障害で倒れて救急車で運ばれて、1年半ほど棒に振った。
同業者や家族に迷惑をかけてね。
家族に喜んでもらうために、家族に時間が使えるように雇われをやめて一念発起して開業したのに、家族を喜ばせることなく中古車屋を喜ばせてたよ。
その後身の回りのことをフォローしてくれたのは中古車屋じゃなくて家族だけだったっていう。
ま、これが答えだな。
こうなると、下請けじゃ雇われてるのと大して変わらないどころか、雇われてた方がぜんぜん楽だ。
こういう方々とは1日でも早く関りを持つのをやめましょう。
以上『自営業でも下請けじゃ雇われてるのと大して変わらない』でした。