パニック障害中卒塗装職人”淳之介”のブログ

子供が父親を刺そうと思う感情。オレにもあった

大学生の子供が父親を刺して‥という事件がまた‥‥。時々流れるこんなニュース。

こういうニュースを見ると、最初は詳細が分からないから「若い子が小言を言われてキレたのか?」とか「引きこもりがキレたのか?」と思う人が多いんだろうか、ウチの嫁さんを筆頭に。

でもオレの場合、こういうニュースを聞く度に、オレ自身が小学5年生の頃に抱いた感情のことを思い出してしまう。

”父親を亡き者にしようか”と思ったあの頃のことを。

それはオレが小学生5年生の頃。別にオレが悪いことして殴られたとか何か大事なものを捨てられたとか、そういった類のものじゃない、そんな感情になったのは。

ズバリ、そんな感情になった場面は、おかんが親父から暴力を振るわれた後だった。

この一回でそう思ったわけじゃないけどね。

オレが5,6歳の時にはもう親父がおかんに手をあげていた記憶がある。

その頃から、オレが中2になって離婚するまで、俺たち兄弟は何度その場面を見てきたかなぁ。

子供が自分の父親を刺そうと、刺してしまおうという感情が沸き上がる瞬間。

こんなニュースを見るとやっぱり思い出してしまう。

ウチの親父はとにかく亭主関白だった。そのうえワガママで焼きもちやきで嫉妬深い。

おかんの何気ない一言でも気に障ったらブチギレる。そして手をあげる。

内容は、幼い俺たちが見てても「そんなことであそこまでする必要があるの?」と思うものばかりだった。

おかんのお兄さんや弟、ばあちゃんなんかが尋ねて来ても、親父の顔はいつもブスッとしてて、みんな親父の顔色を伺って会話をしていたのを今でも覚えてるなぁ。周りが常に親父に気を遣って、遠慮してた、何事も。

そんな毎日が続き、年数が経ち、オレも体も心も成長してきて、余りにも頻繁にそんなことが目の前で起きてりゃ、そんな気持ちにもなるわな。

オレの場合はこうだった。

「オレ一人が犠牲になってやっちまえば、みんなが嫌な思いをしなくて済むな」と。

小学生の5年生に、こんなこと思わせるなっての。大の大人が。

と同時に、この頃からオレはおかんに「もう父ちゃんとは別れた方がいい」といつも言ってたな。

このままじゃおかんがいつか殺されてしまうと思ったよ、マジで。

そして一生懸命それを言い続けて、納得させて、オレが中2の時にやっと離婚してくれた。

逃げるように去ってくれた。

逃げるように、もう二度と顔を合わせる事のないように去って行かないと、どこかで会った日にゃまたひどい目に遭うことはほぼわかりきってたから、オレが望む方向で、おかんは動いてくれた。

そのおかげでオレは自分の父親を刺すことはなかった。

普段はもう忘れてるけど、こんなニュースを見ると思い出すし、考える。

おかんが出て行ってなかったら、どうなってただろうかと。

オレもこんな風にニュースになって、じいちゃんやばあちゃんなんかに悲しい思いをさせてたのかなぁと考える。

以上、『子供が父親を刺そうと思う感情。オレにもあった』でした。