『結婚しない人が増えているのもわかる気がする』
結婚しない人が増えている。
テレビの番組やニュースなんかで時々取り上げられているが、そんなことはちょっと周りを見渡せば誰でも知っている。
オレの友人でもそう、看護師である嫁さんの職場でもそう。あの人も独身この人も独身ってなもんだ。

別にオレは独身が悪いとは思わない。何をしたってその人の自由だし、結果がどうなろうとその人の決めたことなんだからとやかく言うつもりはない。
”結婚しない”というのは”結婚したくてもできない”というのとは訳が違う。
”結婚しない人”は”結婚したくない”からしないんだ。
「あの人も独身この人も独身」というオレの友人も含めた人たちの話を聞くと、そのほとんどが自分達の親が仲が悪くていつもケンカしてたとか、離婚していたり、離婚して再婚してまた離婚していたりと、結構”普通の家庭”とは少しかけ離れた家庭で育っていた人が多かった。
父親がアル中だった、母親がギャンブルに夢中だった、暴力がひどかったとか、親のどちらかが借金をして家に借金取りが来てたとか、、、。
そりゃー目の前の、自分の親のそんな関係を見てたら”結婚”というそのものに魅力なんか感じないだろ。長い間目の前でそんなもん見て来てたら、結婚しない人が増えてるのもまったくもってわかる気がするよな。
「結婚って、めんどくさくて大変だな」って植え付けられるのにさほど時間はかからねぇ。
そしてオレ達兄弟もそんな家庭で育ってきた。中でも弟はそういう想いがやっぱりあったようだ。
そんな弟も、3年前の40歳でやっと結婚した。別にそれまで彼女もいなかったってわけでもなく、だからといって、女をとっかえひっかえするというようなタイプでもない。一番長く付き合っていた子は10年という子もいて、明るくて元気だし、よくあいさつもする子で、さすがに10年も付き合ってれば一緒になるんだろうと思っていた。
まぁ弟の気持ちも知らずに、勝手にオレがそう決めつけてただけだったんだけどね、結局。
相手の親だってそれだけ付き合ってれば「結婚はいつ?」って聞いてくるよ、そりゃ。
オレ達夫婦だって本人たちによく聞いてたもんな。
ところが、あれだけ2人でウチに遊びに来ていたのに、ある時”ピタッ”と彼女の顔を見なくなり、弟が1人で来るようになった。
弟が1人で来るようになって、遊びに来る頻度も極端に減ったんだけどね。
10年も付き合ってきてるから、周りからも結婚はいつだいつだと言われる内に、いよいよなんだなと思うと尻込みしたようだ。
で、結局別れてしまった。
それでもやっぱり人間、好きな人ってのは出来るもんで、弟は3年前にとうとう結婚したってわけ。
その時は決断できたんだろう。
その時の年齢や状況、心の状況だって関係するだろうからな。よくいう”タイミング”ってヤツか?。
そしてオレの方はというと弟とは違って、「オレが家庭を持ったら、絶対にこんな家庭にはしない」という強い思いもあったし結婚願望もあった。
弟夫婦は2人とも40代だからもう子供は作らないと最初から言ってて、子供といえばもうウチの2人だけだ。
そして今度はオレ達夫婦が子供達から見られる立場。
「結婚ってこんなもんか。じゃ結婚なんかしない」と子供達に言われないように、幻滅させないようにしよ!。
だからといって、別に肩に力入れて過ごしてるわけじゃないけどね。
相手を想い、明るく元気に楽しく、自然体でいればいいんじゃないの?
あとは、なるようになるだけだ。
以上、『結婚しない人が増えているのもわかる気がする』でした。






