パニック障害中卒塗装職人”淳之介”のブログ

自動車板金塗装の求人。人手不足で年齢制限が上がってる

自動車板金塗装の求人。人手不足で年齢制限が上がってる

オイラは自動車板金塗装の自営業。自動車板金塗装自体はもう30年近くやってるんだけど、自分が社長になってからは12,3年ってとこかな。

まぁなんの商売でも同じだろうけど、売上のいい月もあれば悪い月もある。売上はいいけど利益が少ない月、売上はそこそこだけど利益が大きかった月、「払う払う」と言ってはなかなか修理代を持ってこない客とか、商売やってりゃいろいろある。

持って帰るお金が安定しないオイラに嫁さんは「サラリーマンになったら?」なんてぬかしやがる。

といっても、嫁さんの立場になればそんなセリフが出るのもわからないでもない、ような気もする。

そんなわけで、少し前からインターネットで自動車板金塗装の求人なんかを参考までに時々覗いていて「ん?」と気が付いたことがある。

それは「10年前ぐらいと比べて、年齢制限が上がってるな」ということ。

今から10年前と言えばオイラは35歳。

その年齢の時ちょうど転職を考えていた時期で、その時の求人情報の年齢制限はほとんどが30代だったのを覚えている。

何でそれを覚えていたかというと、この仕事はキャリアが武器だと思っていたけど、求人情報を目の当たりにしてショックを受けたから。

「中卒から始めていくらキャリアを積んでいても、この歳で、もう求められないんだな…」と。

オイラはこの仕事を人より早く始めているというのがあったので、同年代には絶対に負けないという自負もあった。それだけ失敗してきて、泣かされてきたしね。

だからどこでも入れるだろうし、どこでも適応できるって思ってた分ショックを受けたんだ。

それがどうだ、最近の自動車板金塗装の求人の年齢制限は。

40歳までだの45歳までだの、59歳以下なんてのもあったし、中には年齢不問もあったぞ。

「なんだよ、ぜんぜんどこでもあるじゃん…」って感じ。

この”自動車板金塗装の求人の年齢制限が上がってる”ってことが意味するもの。

それはもうやっぱり”自動車板金塗装の職人がいない”ってこと。

オイラが35歳でバリバリだった頃の50、60歳のもっとバリバリな職人さんたちは、オイラが45歳になる今はもうほとんどが定年なんかで引退してる。

じゃあその反対に、若い人がそれだけ自動車板金塗装業界に入ってきたかというと、微々たるもんだ。

その微々たる人数の中でまたさらに辞めていけば、もう若い子を見かけること自体に驚いてしまう。

でもね、「職人なんていくらでもいる」ってタカをくくってた社長も結構いるのも事実。

口に出して言わなくても、職人に対する態度見てりゃ一発でわかるってもんだ。

オイラが若い頃いた会社の社長は、オイラの尊敬する師匠に向かって「アンタももうその年じゃ行くところもないなぁ」なんてこと言ってるのを聞いた時、「コイツ、これだけこの会社に貢献してきた人に対して、年下のくせになんてこと言いやがるんだ、許せねぇ。人間見えたな」と思ったのを今でも覚えている。

聞いた話じゃ、今ではその会社には仕事が遅く腕の良くない職人がいて、クレームも多く、仕事があまり回らないそうだ。

ま、しょうがないよね。がんばって。

10年ぐらい前の自動車板金塗装の求人に載っていた給料も、20万から27万ぐらいがせいぜいだったのが、今頃じゃ23万から35万まで出しますって会社もあった。

しかも募集してる会社の数も多いこと。

給料の幅も上げ、年齢制限も上げ、それでもすぐには見つからない。

雑誌なんかでもよく見る”人手不足倒産”ってのも現実として見えてきたよな。

だから今、自動車板金塗装で見習いの人や数年の辛抱をしてきている頑張っている人は、どうか続けてほしいと思う。

そしてとにかく貪欲に技術を磨いてほしいと思う。

そうしていると、何年か先には自分の人生を有利に進めていくことができると思う。

手に職を付けるというのは、自分の体に武器を一つ埋め込むのと同じだから、途中でやめていく人を横目に技術を習得してほしいと思う。

自動車板金塗装の会社は結構あるけど、圧倒的に職人はいないんだから。

以上、『自動車板金塗装の求人。人手不足で年齢制限が上がってる』でした。